CoderDojo横浜

子どものためのプログラミング道場

第10回 CoderDojo横浜を開催しました

2017/12/09(土) 10:00-12:00@かながわ県民センター

今回もメンターの方がとても多かったため、

前回同様参加者枠を増やしました(6→12組)。

最終的な参加者は7組、合計9名でした。

(小1-3年:6名、小4-6:2名、中学生:1名、※男子7名、女子2名)

 

はじめに

CoderDojo横浜では、多くの初心者の子どもに興味を持って

取り組んで欲しいという想いから、できる限りプログラミングへの

ハードルを低くしたいと考えています。

PC自体になんとなく抵抗がある子どもには、「モノ」を使い、

自分が思った通りに動く事を体感するところから始めていきます。

具体的にはOsmo CodingやOzobotを使っています。

PCでのプログラミングが初めての場合、

まず「Hour of Code [by Code.org]」で、

ビジュアルプログラミングに慣れてもらうところから始め、

次のステップとしてScratchでの簡単なゲーム作りへと進めて行きます。

もちろん興味に応じてどれから始めてもらっても問題無し、自由です。 

 

 

当日の様子

毎回恒例のCoderDojoの説明、そしてCoderDojo横浜の話から始めました。

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次にCoderDojo梅田でメンターをされていた杉田さんによる、
ビデオモーションと音声入力を使ったゲーム。手の動きに応じて、
キャラクターが動き、声出すとそれにも反応!外部入力はおもしろいですね。
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続いてメンター渡邉さんによる、宇宙速度シミュレータ。宇宙でモノを投げたら
地球に落ちてくるのか、宇宙を漂うのか?実際にはできないことも
シミュレーションできるプロジェクト。Scratchは理科の実験にも使えますね。

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SimInterstellar on Scratch

 

 

松本さんからは画像認識技術の紹介。ネコの画像はネコと認識され、魚の形した
自転車も魚でなく自転車と認識されていました。↓は、とある日のCoderDojo横浜の
画像を認識させた結果です。体が半分隠れていたり、画像自体が小さすぎると
判断できておらず、技術のすごさと限界の両面がわかるのは意味があると思いました。

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最後は、平野さんによるMinecraftの紹介。
Minecraftの中にもプログラミングの要素があり、
例えばif文やfor文を使ってプログラムができることを実演。
ニンジャの興味に応じてツールを使い分けて、遊びながら学べるのはいいですよね。

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そして創作開始です。
今回は、Scratch、Hour of Code、OsmoCoding Awbie/Jam、に取り組んでいました。 
メンターの中にはOzobot Evoに取り組んだりも(ozobot bitでなくEvoを初導入)
休憩時間にはお菓子も少々。(差し入れありがとうございます)

 

その後は発表の時間。
毎回、最初は発表したい人に手をあげてもらっていましたが、
なんと今回は2名同時に手が上がり、じゃんけんで順番を決めることになりました。
(実はこうなったのは初めてです)

 

最初の発表はOsmo Coding Jam。ブロックを組み合わせて作曲するゲーム。
Jamは初導入でしたが、作曲した曲で踊っていたりと最初の段階には良さそうでした。

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次は猫逃げを独自拡張していったゲーム。
飛んでくるボールをネコのキャラクターが逃げるゲーム。30秒逃げ切ったらクリア!
(最新版はさらに難しくなっていました)
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でっとぼーる3 on Scratch

 

次の発表は木に実ったリンゴを採ってポイントを集めるゲーム。
リンゴを採ったらポイントゲット!でもたまに毒リンゴが出てきて、
それを採っちゃうとマイナス。そして虫にあたってもマイナスに。
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次は前回に続き迷路ゲーム。壁に触れるとスタートに戻るシンプルな迷路。
急いで進めようとすると狭い道で壁にあたってしまうので、慎重な操作が必要です。

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ねこ迷路 on Scratch

 

次はお買い物ゲーム。家でおつかいを頼まれて進めると画面が切り替わり、
コンビニに行って自動ドアに触れると中に入り、というところまで出来ていました。
ところどころに工夫もあり、次のストーリーが気になる作品。次回が楽しみです。

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最後はリアルなジャンプを表現した作品。
落ちるスピードが加速して行く重力加速度を意識したジャンプでした。
是非ゲームに取り入れて、このリアルなジャンプをほかに活かして欲しいです。

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ジャンプのしくみ on Scratch

 

 

 

最後は、恒例の「みんなの作品に触れてみよう!」の時間。 

ニンジャ達の作品で遊んだり、メンターの作品で遊んだり、

今回はCoderDojo梅田のScratchスタジオの作品で遊んだりしていました。 

CoderDojo横浜のスタジオにも今回発表の作品がいくつか上がっています。

 

 

終えてみて

毎月続けてきて、とうとう10回を数えました。
前回の反省を活かし、参加者は随時増やし、大きな会議室を予約、回線も20GB、
Wi-Fiルータも最大40台繋げられるルータを準備。環境は問題ありませんでした。

帰り際にニンジャに「また来るね!」と言われたのは本当に嬉しかったです。

メンターの方も毎回多く参加され、本当に助かっています。今後もメンターの方は
開催の都度ゼロから募集して、自由に参加できるユルい形で続けて行こうと思います。

その他、来年からは、今年よりさらにニンジャを主とした道場とするべく、
少しずつ新たな試みに挑戦して行こうと思っています。引き続き宜しくお願いします。
  

会計報告

繰越     ¥11,137

募金    ¥4,500

会場費    -¥5,840 [90名部屋しか空いておらず。。次回は60名部屋です。]

残高      ¥9,797

 

 

次回開催について

2018/01/08(月/祝)の午前中に第11回を開催します。

詳細はこちら[connpass]にて。

 

 

最後に

当日メンターとしてご協力頂いた、柿本さん、杉田さん、平野さん、大賀さん、松本さん、渡邉さん、ありがとうございました!